成分を分析することはできても総合的な味の評価をすることが難しいです。
味の評価は官能評価が中心です。客観的な判断が難しい場合があったり、客観的なデータの提示を求められる際に困ります。
しかし、当センターでは味覚センサーがあるため、味を総合的かつ客観的に数値化することができます。
人間の舌と同じメカニズムで、様々な食品等の「味」をセンサーで数値化いたします。
ある会社のめんつゆとターゲット品、一般的なつゆを7種類味覚センサーで分析した際のデータです。
結果は対照との差として数値になります。
うま味と旨味コクを2軸にとりグラフ化すると、一瞬で特徴が見て分かるようになります。
商品を食べてもらうことと同時にこのグラフも提示することで、お客様への説得力がアップします。
品質傾向が見えるのは勿論、品質改善の取組にもつなぐことができます。
様々なお醤油を分析した際のグラフです。
測定結果から右図のようなレーダーチャートで表現することもできます。
基準醤油の青色に対して、緑、黄緑、オレンジの醤油がどんな特徴か見て分かります。